頭骨 標本修復

頭骨　標本修復

今回は巨大なピューマの頭骨の修復です。

修復は博物館や標本会社から依頼が来ます。

【超巨大ピューマ頭骨】

今回のピューマの頭骨は異常な大きさがあります。

左：巨大な頭骨　・　中：老成大型♂の頭骨　・　通常サイズの頭骨

超巨大個体の頭骨ですが、交通事故でかなりの破損があるものでした。

頭蓋骨の破損の他、剣歯も無くなっていました。

大きく欠損した部分のパーツを作成。

歯など、パーツをセットするが、色と質感が違います。

質感を合わせます。この段階は下塗りで、この後で仕上げます。

剣歯も質感を合わせます。まだ下地で、これから仕上げます。

上の剣歯が作ったものです。まだ仕上げではありません。

こちら側は上下共にオリジナル（本物）です。作り物の方が本物っぽいかも。

修正した後は、修正ｹ所を記録をしておきます（タグに記す）。

そうしないと、どこをどう修正したのか分からなくなってしまうのです。

残るは骨の破損部分で、計7ｹ所の修正をします。

ボロボロの頭骨でしたが、完全修復の代金は26000円（修復代）です。

が・・・・私は下請けでして、納品時はこの数倍の価格になるようです（涙）。