虫研 ブログ  

【標本販売】昆虫・頭骨・骨格・剥製・魚類剥製・サメ・Shark・Skull・Insect

2019-01-01から1年間の記事一覧

噛む力の強いサメ

噛む力の強いサメ カグラザメ カグラザメの噛む力はイタチザメやホホジロザメより強いと予想できます。 顎の仕組みは独特で多くの筋肉を蓄えることができます。 また、歯の仕組みもイタチザメにも似、強い力を合理的に分散できる仕組みになっています。 とに…

ゴブリン・ラブカ  画像

ゴブリン・ラブカ・カグラ 画像 私の扱ったゴブリン・ラブカ・カグラの画像紹介いたします。 しながわ水族館の♀個体です。 3.6mの♂ 出産直後のガリガリのカグラザメ。 5mオーバー、1t以上はあったろうカグラ。頭だけで100キロくらいか? 【オンデンザメ巨…

Shark 何だこれは!

趣味 昆虫採集以外に趣味はないのですか? 昆虫採集:ヒメオオクワガタ採集 ブログではあまり個人的なことを記さないようにしていますが、[昆虫採集以外の趣味はないのですか?]とよく聞かれますので、少し紹介してみます。 きっと「この人、昆虫採集しか知…

クワガタムシの博物学 キルヒナーフタマタクワガタ

クワガタムシの博物学 キルヒナーフタマタクワガタ マンディブラリスフタマタ × セアカフタマタ (キルヒナーフタマタ) マンディブラリスフタマタ セアカフタマタ キルヒナーフタマタはマンディブラリスフタマタとセアカフタマタとの交雑個体(雑交個体・中…

ミツクリザメ(ゴブリンシャーク) ミツクリザメ ゴブリンシャーク 比較的大きなミツクリザメが捕れました。 これでも、まだ子供です。

3大 太トカゲ  アメリカドクトカゲ 頭骨

3大 太トカゲ アメリカドクトカゲ 頭骨 頭骨図鑑Skulls アメリカドクトカゲ:頭骨図鑑[Skulls]のより、だいぶ格好良いと思います。 牙の大きさは♂♀の違いと老成具合です。 これはアオジタトカゲ これもマイコレの方が格好良い!。 これは♂♀の違いと思いま…

クワガタムシ 標本 雌雄型(♂♀型)

クワガタムシ 標本 雌雄型(♂♀型) モセリオウゴン・左より: ♀ 雌雄型(♂♀型) ♂ 雌雄型は、細胞の雌雄の確立(選択)が不安定のばあいに起こります。 最初の細胞分裂で片方が♂片方が♀に分かれ、通常ならば不安定なため、その後も雌雄がバラバラに分かれて…

クワガタムシ 標本  スプレンディドゥス

クワガタムシ 標本 スプレンディドゥス 左寄り:インペラトール 小内歯の無いインペラトール スプレンディドゥス スプレンディドゥスを正しく把握していない方も少なくないので、以前図説したものですが、再度、図説いたします。

ワニ頭骨 本物のイリエワニ

ワニ頭骨 本物のイリエワニ 本物のイリエワニは迫力が違います。 以前にもブログに記しましたが、ワニの頭骨で最も多いご質問は[クロコダイルとイリエワニは違うのですか?][私のクロコダイル頭骨は格好良くないのですが、格好良いのは・・・]。 クロコダ…

世界最大の巨大ワニ  ガビアルモドキ

世界最大の巨大ワニ ガビアルモドキ 体長8メートル・体重1.6t 予測 テーブル幅は1mです。 巨大を通り越している感じもします。 一般にはイリエワニが世界最大種と思われている。 有名なのが近年にフィリピンで捕獲されたワニの世界記録“ロロン”(死亡)。 …

トラ 頭骨

トラ 頭骨 年々トラの頭骨の需要が多くなっています。 今週だけでも、研究機関やご著名な生物研究者に複数お渡ししました。 薬品研究機関へ行く、おそらくジャワトラ?

牙のある意外な哺乳類

牙のある意外な哺乳類 一般に“牙”のある哺乳類と言えばネコ科の動物を思い浮かべる。 またはゾウやセイウチ、カバなど巨大な牙を備えるものもある。 ところが、意外な哺乳類に牙を備えたものが存在する。 それは偶蹄類の“ シカ ”。 左:キョン 中:キバノロ …

オオムカデ 産卵

オオムカデ 産卵 体長30cm程に成長したベルビアンジャイアントが産卵しました。 でも、残念ながら無精卵です。 200個は産卵しました。 一つ一つ胸に並べています。

ニホンオオカミ

ニホンオオカミ 時間があれば近くの山へニホンオオカミの痕跡を探しに行きたいと思っている。 秩父地方はニホンオオカミの一大産地であった。 最近になっても民家からニホンオオカミの毛皮や頭骨が見つかっている。 (上画像2点:コヨーテ・頭骨長21cm) ニ…

サメ 歯 顎

【標本博物館】サメ 歯 顎 扱った大物のサメの歯顎をいくつか紹介してみます。 最も多く扱っているのはラブカとミツクリザメです。 特に頭骨は30点ほど作成しました。 ラストの画像がそれです。 カグラザメ アオザメ ホホジロザメ♂ イタチザメ オオワニザメ …

【標本博物館】 巨大 シロクマ剥製

【標本博物館】 巨大シロクマ剥製 剥製は研究対象の資料には向かないので、我が家の“お荷物”。 シロクマ、トラなどの剥製が所狭しと家の中にあります。 珍しいとこではウンピョウ。センザンコウだけでも8体。 加えて預かりもののシロクマなどの剥製も多数。 …

【標本博物館】標本の修復 

【標本博物館】 標本の修復 ツキノワグマ頭骨の修復をします。 この個体は切歯の修復です。 この個体は欠損した歯の修復です。 この段階で修復記録をデータに記します。仕上げてからでは分からなくなるからです。 この個体は歯が20本欠損し、薬品焼けで骨が…

頭骨博物館 シワコブサイチョウ 頭骨

【頭骨博物館】 シワコブサイチョウ 頭骨 シワコブサイチョウの頭骨を仕上げました。 シワコブサイチョウの頭骨です。 これは恐竜ではなく、パプアシワコブサイチョウです。 サイチョウを見ると恐竜が思浮します。

巨大シデムシ

巨大シデムシ 昔からシデムシの類は苦手です。 が・・・偶然“クロシデムシ”を見つけた時、「これは凄い!」と思いました。 自分の中で「シデムシは苦手だが、これは別だ!」となりました。 右の国産シロスジカミキリと比べても、その巨大さが解る。 これは外…

【昆虫博物館】世界3大 ヒョウタンゴミムシ 

【昆虫博物館】 世界3大 ヒョウタンゴミムシ 左:世界最太種(マダガスカル産) 中:世界最長種 右:日本産 どれも最大50㎜を超す大型種です。 真ん中の個体は“世界最長種”ですが、個人的には右の日本産の方が好きです。 ※その他にも同等サイズのこれらの近…

オオヒョウタンゴミムシ の最大は!

【昆虫博物学】 オオヒョウタンゴミムシの大きさ における一考察 右:一般に大型と言われる40㎜の個体。左:今回の調査での最大個体。 博物学の基本は形態。形態の基本に大きさ(体長)がある。 前記のとおり、この夏はクロカミキリとヒョウタンゴミムシ類の…

酒のつまみ

酒のつまみ 我が家の酒のつまみは基本的に200円台です。 マグロの角が260円くらいであるので、ちょうど良いです。 それでも、頂きものでだいぶ助かっています。 クスガラスとトウフヨウ。 今は、北海道から沖縄まで、宮古島、対馬、富山などなど、名物が冷蔵…

オオヒョウタンゴミムシの飼育

オオヒョウタンゴミムシの飼育 オオヒョウタンゴミムシの♂と♀を採集し、飼育を始めました。 左:♂ 右:♀ 幼虫とれるかな? 砂を敷き、♂♀を入れました。 つづいて、餌を入れました。エサはコウロギ2匹にダンゴムシとハサミムシを複数。 翌日には巣穴が形成され…

頭骨 標本修復

頭骨 標本修復 今回は巨大なピューマの頭骨の修復です。 修復は博物館や標本会社から依頼が来ます。 【超巨大ピューマ頭骨】 今回のピューマの頭骨は異常な大きさがあります。 左:巨大な頭骨 ・ 中:老成大型♂の頭骨 ・ 通常サイズの頭骨 超巨大個体の頭骨…

カワウソ ワシントン条約一種 (サイテスⅠ)

カワウソ ワシントン条約一種(サイテスⅠ) カナダ産のカワウソの頭骨(右下:コツメカワウソ) ワシントン条約の改正で、11月よりカワウソ全般の国際取引が禁止になりました。 国際取引は、生体はもちろん、毛皮や頭骨などの部位も含まれます。 国内におい…

ヒメオオクワガタ 採集

ヒメオオクワガタ 採集 30頭ほど確認し25頭採集しました。 2019年度も一度は“ヒメオオクワガタ採集”に行っておかないと・・・と言うことで、 新潟県へ採集に行きました。 結果は25頭、最大53㎜が2頭でした。 多いところでは一ケ所に4~5頭付いていました。 一…

昆虫博物学  オオヒョウタンゴミムシ の体長調査

昆虫博物学 オオヒョウタンゴミムシの体長調査 体長50㎜に達する♂個体。 50㎜個体の横向き。 オオヒョウタンゴミムシの体長 体長が究極の個体を参考に記されるクワガタムシに対して、他の昆虫は実際の大きさよりだいぶ小さく記されているのが現状。 これは基…

昆虫博物学 くわがたもどき

昆虫博物学 くわがたもどき 左:クロカミキリ 右:ヒョウタンゴミムシ クワガタムシでないのに、クワガタムシを思わせる形態をした昆虫がいます。 「浜辺で見つけた、このクワガタムシの名前わかりますか?」 「コンビニの前でオニクワガタを採集しました」・…

センザンコウ 同定

博物学 センザンコウの同定 少し前に何件かのセンザンコウの同定依頼がありました。 同定書の作成までとなるため、あわただしい業務を抱える中、お受けすることができませんでしたが、ここで同定に関して少し触れてみたいと思います。 近縁種の同定は比較検…