ニホンオオカミ その痕跡を探る
ニホンオオカミ その痕跡を探る
私が、ここを訪れたのは今から47年前のこと。
祖父に山に連れられ、山中を長い距離歩いた。
道中、祖父から“山犬(オオカミ)”の話を聞いた。
祖父が子供のころ(今から100年以上前)にはオオカミがいたという。
山で子犬?を拾ってきた人がいて、飼ったが人に馴れず、山に放したという話も聞いた(110年ほど前の話)。
そんな話を聞きながらたどり着いたのが“山犬床”という岩場。
多くの巨石が折り重なり、何が棲んでいても不思議がないような雰囲気があった。
その中に、代々オオカミ一家が棲んでいたという岩穴がある。
下の画像がそれだ。
47年前の記憶と変わりはなかった。
残念ながらオオカミの痕跡は見られなかったが、強い獣臭はした。
アナグマか何かのものだ。
クワガタムシのポイントも探しがてら、7時間も山中をさ迷った。