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骨格から視る ♂♀の違い

骨格から視る ♂♀の違い
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            ヒメオオクワガタの♂と♀

生物の多くは♂が特化し、際立った特徴を備える傾向にあります。
その代表がクワガタムシやカブトムシ。
際立つ特徴の無い♀に対し、クワガタムシの♂は大きな大顎を、カブトムシは立派な角を備えています。
これも“骨格(外骨格)”から解る特徴です。

脊椎動物を見ると、例えばライオンの♂は大きな頭部と立派な鬣を備えています。
では、クワガタムシやカブトムシの様に脊椎動物“骨格(内骨格)”から、♂の特徴が果たして解るのますでしようか?。

 例1:ハイエナ(カッショクハイエナ)♂
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   ♂の頬骨は♀に比べ張り出します
   そして・・・もう1ケ所[頬骨のゴツさ]も違います
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   上♂・下♀です。・・・・ここが太いのはカッショクハイエナの特徴なのです。
   ではハイエナ最大最強の[ブチハイエナ]は
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       な・・・・・・なんとカッショクハイエナの♀よりも細いのです

   例2:アオウミガメ  右♂・左♀
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頭骨長は同じなのに・・・・・♂はアカウミガメと見間違うばかりの横幅があり、ゴツイです
正面から見ると、より解ります。

ジャクソンカメレオン・ヘラジカ・タカアシガニ・・・・・・どれを見ても♂が際立っています。
希に、アンコウの様に♂の悲しい進化もありますが・・・
ワニやサメは・・・・・・もちろん♂の骨格の方が格好良いです。
【骨格から視る♂♀の違い】生物の一雑学です。