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世界クワガタムシ大図鑑   No,17

まとめると図鑑になる[世界クワガタムシ大図鑑]   No,17


ティーブンツヤクワガタの検討

インドネシアスラウェシ島とその周辺の島に分布するスティーブンツヤクワガタは生息域により[上翅の色彩]に変異が現れる。
ここでは、スラウェシ島に分布するの本種の変異を解説する。

イメージ 1
左の黒色型~右の上翅側縁黄褐色型の変異。全てMamasa産。
※クリックで画像拡大

イメージ 2

上翅縁に褐色が現れた個体~の変異を図説。全てMamasa産
※手前の個体も良く見ると褐色部が現れている。
イメージ 3

左:上翅側縁黄褐色型・右:上翅黒色型・中央:左右の中間型。全てMamasa産。

考察
Palolo, paluからの個体の多くは黒色型で、少ないながら上翅側縁黄褐色型の個体が出現する程度。
Mamasaからの個体は上翅側縁黄褐色型の個体が中心で、黒色型は稀。
準じて、その中間型も見られる。

【考察】
集荷の状況によるが、産地の信用性がどれほどのものかは不明。
※虫社発行[新:世界のクワガタムシ大図鑑]では、その点を踏まえ、自己採集の確かなデータを図説している。
また、同図鑑では上翅縁に褐色部の現れ始めた個体を“ssp”とした見解を示している。

注:趣味・研究・卒論など、本図鑑はご自由にご活用ください。