【世界クワガタムシ大図鑑】No,18
まとめると図鑑になる【世界クワガタムシ大図鑑】 No,18
スマトラオウゴンオニクワガタ
Allotopus morllenkanpi
の大顎における変異について
スマトラ島に分布する本種は大顎に目立った変異が現れ、大きく2つのタイプに分けられる。
タイプⅠ:通常、見られる大顎の形状は、基部より直線的に伸び、上側縁の内歯は極小さく突起するのみ。全体的にただ尖っただけの、特徴の薄い形状をしている。
タイプⅡ:♂の全体の0.1%程、55㎜以上の大型個体の5%程に、大顎に特徴の現れた個体が出現する。主な特徴は[上側縁の内歯が外側にひらくように突起する]こと。
考察
両タイプを比較すると、見た目の印象(迫力・魅力)が異なる。
この変異は同所的に見られることから、地域変異ではなく、個体間における変異(個体変異)となる。
当然、分類に係る変異ではない。