クワガタムシの分類における一知見
クワガタムシの分類における一知見
ラコダールツヤクワガタの地域変異について
その特徴は安定したものとされているが、目立った変異の現れる個体群もある。
特に♀においては著しく、他地域の個体とは明瞭に異なる。
♂においても同様な特徴が見られ、[別亜種]とする考えもできる。
[右:通常個体 ・ 左:変異の見られる個体郡のもの]
特徴①通常個体に比べ大型 ②通常個体の黄色部が赤褐色となる ③上翅合掌部の黒色帯が通常個体の5倍ほどの範囲となる ④通常個体と眼縁の縁取りが異なる ⑤その他、前胸の班紋が縦長になるなど、多くの特徴が見られる。