クワガタムシ 分化と分類
【クワガタムシ 分化と分類】
分化と分類
ワラストンツヤクワガタとルディキングツヤクワガタの位置関係
私が下書きしている論文、記載文の中から今回、ワラストンツヤクワガタとルディキングツヤクワガタの位置関係を提示いたします。
ご興味のおあり方はご自分なりにお考えいただけたらと思います。
また、決して答えを出す必要もありません。
「種とは!なんだろう?・・・」、そう感じ、考えて頂けたら幸いです。
左:ワラストンツヤクワガタ ・ 右:ルディキングツヤクワガタ
◇これはお分かりになりますね(下画像の上段左と下段右の個体です)。
完全な別種として分類されています。
◇主な特徴(判別)は①上翅がワラストンは透明感のある赤褐色。ルディキングは透明感の薄い黄褐色、②上翅合掌部の黒色帯がワラストンは太く、上翅の表面積の40~50%程を埋める。ルディキングは合掌部沿いに細長く現れる程度。
以上の特徴から2種のツヤクワガタが存在しています。
では・・・・下の画像からは何が見えるでしょう。
分化と分類をもう一度、一から考えることも有りなのかもしれません。
上画像の下段左端個体と、左から二番目の個体の比較。黒色部が細くなる段階で、黒色部の上縁が薄く切り離されるようになるのが多く見られる特徴。